耳が遠くなってきた母への怒り

もうすぐ70歳になる私の母は、最近どうやら耳が遠くなってきているようなのです。
そのこと自体は老化現象の一つだし、どうしようもないことだと分かっています。
だけど、一つが問題があります。母が自分が耳が遠くなっているということを決して認めないことなのです。
気持ちは分かります。年齢的にも高齢者とはなりつつも、まだまだそんなに老いてはいないという想いがあるのでしょう。
それでも、耳が遠くて会話が成り立たないことを、全面的に相手のせいにするのはどうかと思うんです。
母は絶対に自分の耳のせいだということは認めず、相手の滑舌や声の小ささを責めるような言い方ばかりします。
最近では、風邪をひいて話している最中に咳が出てしまう私のことを、咳のせいで何言ってるか分からない、とバカにするように言ってきました。
咳をして苦しい目にあいながらも、精一杯単語を区切って分かりやすく話したつもりなのに。
なんだかもう母とは会話する気力がなくなりました。

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